ボツリヌストキシン、ボトックスなど

ヒアルロン酸注射とともに”お手軽”で、しかも”効果の高い”治療として代表的な治療です。ボツリヌストキシン、ボトックスなどの注射に使用されるのはA型ボツリヌストキシン製剤で、ボツリヌス菌(Clostridium botulinum)によって産生される神経毒素です。ボツリヌス菌が産生す神経毒素は7種類(A〜G)が知られていますがそのうち最も安定で毒性が強いとされているのがA型です。抹消の神経筋接合部における神経筋伝達を阻害することにより筋弛緩作用を治療に応用しています。
非常に細い針を使用して皮内や皮下に注入しますので痛みも少なく、施術後はお化粧も可能です。治療の効果は数日後から現れはじめ1〜2週間で最大となります。治療効果の持続は個人差がありますがおおむね3〜6ヵ月程度です。繰り返し行うことにより効果の持続が長くなる傾向にあります。

●エラの張り出し(咬筋肥大)

ボツリヌストキシン、ボトックスなどの注射は非常に簡単に行える治療ですが、エラの張った患者さんにはとても効果の高い治療法です。咬筋(こうきん)という物を噛むための筋肉(咀嚼筋)が肥大している方の筋肉を麻痺させることによりボリュームを減量してエラの張り出しを抑えます。 エラが張りだしていない方にも注射することが可能で、小顔効果とV字のアゴを形成することが可能です。

●アゴの梅干しジワ

アゴ(オトガイ部)の俗にいう梅干しジワにはボツリヌストキシン、ボトックスなどの注射が有効です。梅干しジワはガミースマイルの方にも多く認められ、口を閉じるために力が入っている場合に認められます。オトガイ部の筋肉を麻痺させることで改善することが可能です。

●ガミースマイル

笑うと過度に歯茎が見えてしまう”ガミースマイル”はボツリヌストキシン、ボトックスなどの注射で比較的容易に改善することが可能です。くちびるを持ち上げる筋肉を部分的に弱く麻痺させることで歯茎が見えてしまうことを防止します。アゴの梅干しジワも認める方が多いので、一緒に改善することで、上品な口元に改善します。

いずれも注射のみの治療で施術時間は数分で終わります。施術後のダウンタイムが無いので、いつでもお気軽に出来る治療です。

ボツリヌストキシン、ボトックスなどの注射が有効な症状

・シワ(額、眉間、、鼻のつけ根、目尻)
・眉の形(マイクロテクニックにより可能)
・小顔注射(エラの張り出し)
・ガミースマイル
・オトガイ部の梅干しジワ
・ワキガ、多汗症
・ふくらはぎの痩身(細くしたい)

[施術の副作用(リスク)]
術後の腫れ、むくみ、内出血、血腫、効果の個人差、繰り返し治療、製剤によるアレルギー、抗体形成、感染、シワの残存、改善度が希望と異なるなどのリスクがあります。

[施術の費用]
ボツリヌストキシン、ボトックスなどの注射
眉間 ¥44,000(税込)
目尻 ¥44,000(税込)
額 ¥44,000(税込)
鼻横ジワ ¥33,000(税込)
ガミースマイル ¥33,000(税込)
ウメボシジワ ¥33,000(税込)
エラボトックス ¥66,000(税込)
ワキボトックス ¥66,000(税込)

監修医師

院長 池本繁弘