赤ら顔

赤ら顔(毛細血管拡張症)は、毛細血管が拡張することで顔が常に赤くなってしまっている状態のことです。症状の程度により様々な治療法があります。
当院では赤ら顔でお悩みの患者様に対して、まず以下の様な生活指導を行っています。

日常生活におけるケア

軽症の場合は、食生活やスキンケアの方法を見直したり、女性であれば化粧品を変えたりすることが有効な場合があります。 アルコール、たばこ、カフェインなどの嗜好品や香辛料などの刺激物を控えるようにして食生活を見直してみることも必要です。
強く洗顔することもお肌に刺激と負担を与えて、さらに乾燥をもたらすため、かえって赤ら顔を悪化させる原因になってしまいます。皮脂汚れは朝晩の洗顔できれいに落とすことが出来ますので、必要以上に行わないように気をつけましょう。洗顔の際はたっぷり泡立ててやさしく洗うのがコツです。洗顔料や化粧水などはなるべく刺激の少ないものに変更してみましょう。

ご自宅でのケアの他、当院では専門的な治療を行っております。

イオン導入・エレクトロポレーション

皮膚の炎症による赤ら顔をおさえるには、美容皮膚科的な治療としてビタミンC誘導体が効果的です。ビタミンC誘導体を多く含むお化粧品の紹介や、電荷を利用してビタミンC誘導体を皮膚の奥深くに浸透させるイオン導入、エレクトロポレーションも当院で行っております。

光治療

より症状が強い方には光治療(IPL:intense pulsed light)が有効とされています。当院の光治療器は、アメリカで最新の研究に用いられているサイトン社の光治療機BBLを使用しています。過去の光治療で効果が今一つ感じられなかった方も、ぜひ治療を体験してみて下さい。

赤ら顔は原因が様々であり、治療が難しい疾患の一つです。諦めず、繰り返し治療することで少しでも赤ら顔のお悩みを改善出来ればと思っております。
ぜひ一度ご相談いただければと思います。

監修医師

院長 池本繁弘

皮膚疾患の診療項目