院長ブログ

切開二重の下で起きていること(不自然な陥凹)

切開二重後の陥凹やくぼみについてはハム目と同じぐらい患者様を悩ませています。

当院でもよくお受けする相談内容の一つです。

モニター様のご協力を得て症例を2例お見せしながら、切開二重後の陥凹変形について、その原因と修正手術についてご説明いたします。

まずは1例目です。

症例1 術前(切開二重後の不自然な陥凹)

二重ラインの食い込みと二重ラインの下(まつ毛側)部分が凹んでいるのがわかると思います。

切開二重後の食い込みと陥凹は頻繁に認める所見で、二重の不自然さをより一層悪化させてしまう所見です。普通に切開して二重を作ると生じてしまう所見です。

このような不自然さを生じないように切開二重を行うには繊細な手技が必要になります。

この食い込みや陥凹の影響で、

「人前でうつむくことができない」

「メガネが手放せない」

などの患者様も頻繁に訪れます。

他人から伏し目の不自然さを指摘されて傷ついてしまうケースも少なくないようです。

伏し目の不自然さや整形感が気になり、対面して人と食事ができない、対面で会話している時に伏し目にできない、美容院や歯科医院に行くのが怖いなどもよくお聞きする症状で、生活の不便さは極まりない状況だとお察しします。

2例目の所見です。

症例2 術前(切開二重後の不自然な陥凹)

二重ラインの部分的な食い込みや、二重ラインのした部分に広く陥凹したエリアを認めます。

このような凹みは生まれつきの二重では認めることはありません。

立体的な凹凸が不自然さを強調して、他人から整形を指摘される原因になってしまうようです。

しかし、同様の症状でお悩みの方はそれほど気にすることはありませんよ。

なぜなら、二重の修正手術で改善することができますのでご安心ください。

下の写真は陥凹部の皮膚を剥離して術野を展開した状態です。

術中所見(切開二重後の不自然な陥凹)

この陥凹の最大の原因は点線で囲まれた部分にあります。

眼輪筋という目を閉じる筋肉が部分的に欠損していることが原因になっていることがほとんどです。

より詳しいい修正手術の方法についてはここではご説明しませんが、初切開と修正手術では方法が異なります。

詳しくはカウンセリング時に直接ご説明いたしますのでご安心ください。

それぞれの症例で術前術後の写真を見比べてみましょう。

症例1 術前(切開二重後の不自然な陥凹)
症例1 術後(切開二重後の不自然な陥凹)

先ほどの症例1です。

術前、術後で明らかな食い込みの改善と陥凹による立体的な不自然さが改善しているのがわかると思います。

続いて症例2の術前術後です。

症例2 術前(切開二重後の不自然な陥凹)
症例2 術後(切開二重後の不自然な陥凹)

術後の写真は少しファンデーションがのっていますが、3次元的な凹凸不整がよく改善しているのがわかると思います。

2例とも切開二重後の修正手術ですが、そもそも初切開の際にこのような陥凹が生じないような方法で手術をしないといけませんね。

切開二重後の不自然な食い込みや陥凹でお悩みの患者様は非常に多くいらっしゃいます。

患者様からは

「切開後だからしようがないと思っていた」

「治るものだとは思っていなかった」

というご意見をよくお聞きします。

当院では同様の症状の患者様を非常に多く治療しておりますので、このブログを機会に「治すことができる」ということに気づいていただけると嬉しく思います。

同じお悩みの患者様が修正治療を受けることで、整形を指摘されることなく、ストレスのない生活を取り戻しておられますので、自分だけとは思わずお気軽にご相談ください。

施行手術:二重修正手術(陥凹修正、食い込み修正)

リスク:左右差、陥凹の再発、食い込みの再発、閉瞼障害、過開瞼、低開瞼、予定外線、緩み、血腫、感染、その他

手術費用:60〜70万円+税