みなさん、明けましておめでとうございます。
院長の池本繁弘です。
池本形成外科・美容外科も無事に新年を迎える事が出来ました。本年もよろしくお願い致します。
さて、2016年最初のブログは来院されたほぼ全ての患者様からご質問いただく内容にしました。
それは「二重手術後の傷跡」についてです。
切開二重、小切開二重、全切開二重、まぶたのたるみ取り二重などではどうしても術後に傷跡が残ってしまいます。
目立ってしまう傷跡にならないか?とご心配されるのは当然の事だと思います。
また、二重手術と同時に行われる事の多い「目頭切開」に関しては手術後の傷跡・瘢痕が目立ちやすい部位でもありますのでより慎重になりますよね。
全身の皮膚の中でもまぶたは傷跡が比較的目立ちにくく、綺麗に治りやすい部位ではあります。
そもそも形成外科は傷跡を綺麗に治すことが得意な診療科です。
一般的に細かく縫合すれば綺麗に治ると思われがちですが、実際にはそうではありません。
大切なのは
- 皮膚を綺麗に切る
- 組織を丁寧に扱う
- 適切に縫合する
という事を全て行って初めて綺麗な傷跡・目立たない瘢痕になるのです。
つまり「綺麗に治る様に手術を行わなければ、綺麗な傷跡・目立たない瘢痕」にはならないのです。
今回はたるみ取り二重手術、目頭切開手術において当院における標準的な傷跡の経過についてお示し致します。
今回も症例写真に協力をしていただいた患者様に感謝です!ありがとうございました。
患者様は28歳の女性でたるみ取り二重手術と目頭切開手術を同時に行いました。
手術前の写真です。涙袋にヒアルロン酸が入っていますね。
28歳分の皮膚のたるみがあり奥二重(ほとんど一重に近い)の状態です。
蒙古ひだも発達しており、目が離れた印象があり、幼っぽく見えてしまいますね。
手術のデザインです。
控えめな皮膚切除と連続する目頭切開のデザインです。
今回は傷跡に関する内容ですので手術の詳細は割愛します。
手術後1年の状態です。
(池本形成外科・美容外科は開院後10ヶ月しか経過しておりません。
今回ご協力いただいた方は池本が他施設で執刀した症例になります。)
傷跡は僅かに白く見えますが、フラッシュの影響も有るかと思います。
肉眼ではほとんど認識できないぐらいの状態になります。
目頭切開の傷跡も全く目立っていないと思います。
ちなみに別日ですが目を開けた時がこちら。
目大きくなりましたね!涙袋がさらに大きくなっています。
全ての患者様が症例のような綺麗な傷跡になるとは限りませんが、一般に年齢が若い方やお肌の色が色黒の方が傷跡が目立ちやすい傾向にあります。
28歳の初回手術の場合の一例として参考にしていただければと思います。
それでは皆様、本年も池本形成外科・美容外科をよろしくお願い致します。